こんにちは。僕は、2016年から2020年までの5年間、オーストラリアでサッカー選手としてプレーしていたわけですが、5年間で英語力はだいぶ伸びました。
チームのオーナーが所有するイタリアンレストランで、コーヒーすらまともに注文できなかった一年目の最初。最終的には、チームとの契約更新の交渉や、自分以外オーストラリア人との食事や旅行ができるまでになりました。今でも”お前の英語は全然ダメだ。もっと勉強しろ”と、元チームメートからバカにされますが。。。
そんな話はさておき、僕が今まで実践してきた英語の勉強法について、いろいろ書いていきたいと思います。渡豪前の日本でした勉強で、今振り返ると”役に立ったなー”と思う勉強法を三つ、あまり今に活きていないものを一つ。最後にやればよかったと思う事を一つ、紹介していきます。
役に立ったと思うもの
- 文法
- 海外映画やドラマ
- ラジオ
今に活きていないと思うもの
- 単語帳
やればよかったと思う事
- ミートアップや英会話カフェの活用
ということで早速、役に立ったと思うものから。
・文法
まずは、文法について。
当時の僕は、以下の理由で、とりあえず中学3年生までの文法をやることにしました。
- 英語の勉強を始めたばかりで、英語に対する拒否反応を出したくなかった
- 座学が嫌いではなかった
- 中三までは英語も好きで、成績も良かった
結果的に、これは良かったです。もちろん、大学に進学したいという人や、専門性の高い仕事の場合は別ですが、現地の人とコミュニケーションを取る上では、中学3年生までの文法が一通りマスターできていれば、問題ありません。
インターネット情報や、実際に英語を使える人に話を聞くと、文法については賛否両論。やった方が良いと言う人もいるし、文法なんかやらずにひたすらスピーキングやリスニングをやった方が良いという人もいます。
僕としては、座学が苦でないのなら、中学レベルの文法をマスターする事をオススメします。
しかし、注意点が一つ。完璧に詰めすぎたり、文章をとにかく日本語訳とセットで覚えたりしてしまうと、いざ”喋る”となった時に、文法的にあっているのか気になってしまったり、頭の中で高速で日本語訳を繰り返すことにより会話がスムーズに進みません。
なので、ある程度覚える、もしくは、ベストは英語の教材を使って中学レベルの文法をマスターすることだと思います。
・海外映画やドラマ
次に海外映画やドラマを使った勉強法について。この勉強法の中でも何パターンかあるので、それだけで一記事書けそうですが、今回は割愛。
個人のタイプにもよると思うのですが、僕は同じものに飽きず、何回も繰り返し見れるタイプの人間なので、
英語音声で、
- まずは日本語字幕でみる
- 英語字幕で見る
- 英語字幕を消してみる
の繰り返し。日本語字幕でみるのは最初の一回。英語字幕と字幕なしは、シーン毎に何回も繰り返し。数をこなすと、不思議と耳も慣れてくるし、繋がってる単語なども聞こえてきます。
ちなみに僕は、いちいち字幕付きと無しを切り替えるのが面倒だったので、先にネット上でセリフが全て書き起こされている作品を見つけて、それを見ていました。最後の方は、セリフをシャドーイングしていました。
ディズニー映画など、子供向けの映画は比較的易しいです。逆に、アクション系はセリフが少なかったり、サスペンス系は、単語が難しすぎたりするので最初はオススメできません。
・ラジオ
僕自身、ラジオが一番、英語力の向上に役立ったと思っております。というのも、映画やドラマだと、映像があるので、多少聞き取れなくてもなんとなくついていけてしまいます。
ラジオに関しては、頼れるのは自分の耳だけなので、かなりの集中力が必要になります。僕は車を運転する機会が多かったので、運転中に聞くことが多かったです。子供向けのラジオを聴いていました。同じのを何回も聴いて、シャドーイングもしていました。
デメリットとしては、眠くなる(笑)。特に内容が理解できてないと、とにかく子守唄にしか聞こえないので運転中は特に注意です。笑
逆に寝る前などに英語のラジオを流しておくのはアリかもしれませんね!笑
もう一つのデメリットは、面白いコンテンツに出会えるか、ということ。やはり、動画などに比べて、ラジオは一歩目のハードルが高いように感じますし、その上で面白い、自分の興味のあるコンテンツにたどり着くのが、難しいと感じます。
この辺のハードルをクリアできれば、ラジオを使った英語学習は、かなりオススメです。
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以上の三つが、振り返って思う、日本でやってよかった英語の勉強法です。
次に、あまり活きていないものについて
・単語帳
今までやった様々な勉強において、単語帳を使った勉強が一番活きていないと思います。英語はまず単語から!という人も多いと思うので解説していきます。
単語帳は
”英単語→日本語の意味→その単語を使った英文→その文の日本語訳”
と順番になっているのが基本かと思いますが、このプロセスこそが、英語を話す、聞くことに置いて一番邪魔になってしまいます。
英語→日本語、もしくは、日本語→英語の直訳を頭の中で高速にしてしまう作業がクセになってしまうと、実際の会話について行くのがすごく厳しくなります。
オーストラリア生活最初の数年は、この”高速直訳”のクセが抜けず、英語は聴こえて、何を喋っているかわかるけど、いざ自分が喋ろうとすると話題は既に次へ、、というもどかしくて苦しい状況に悩まされました。
僕の場合、この原因の根本が単語帳のやり過ぎにあったと思います。
赤シートで隠し、知ってる単語の量は増えて行きましたが、英単語を見た瞬間に日本語として頭に浮かんできてしまう状態が自然と作られていました。
受験やTOEICなどの試験においては単語力は非常に重要になってきます。
ですが、実際に、英語を使いたい、喋りたい、聞きたい、という人であれば、あまり単語帳をやり過ぎず、英語を英語として捉えられるように、例文を重点的に見たり、工夫が必要だと思います。
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そして最後に、日本でやっておけば良かったことについて。
・ミートアップや英会話カフェ
やはり、日本にいると、実際に英語を話す機会がほぼ無いです。お金を払って英会話教室に行く、というのが一番確実ですが、そこまでお金の余裕が無かったり、ハードルが高かったりすると思います。
そこで、おすすめなのが、ミートアップや英会話カフェなどの活用です。僕自身日本にいるときには知りませんでした。
簡単に説明すると、ミートアップとは、共通する興味のある分野や趣味などに関して、参加者が集まるイベントです。
この二つなら、コストもあまりかからないし、一回行ってみて、もし合わないと思ったら行かなければいいだけなので、試してみる価値はあると思います。
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と言う事で、今回は、僕の経験から踏まえて、日本国内における英語学習について書いてみました。
英語学習に、正解不正解はなくて、自分の目標とそれに見合った勉強法を継続することが大事です。
英語習得は決して簡単なことではないですが、やれば誰でもできるようになります。地道にコツコツやっていくことが大切です。
オーストラリア編はコチラ。